【働き方】リモートワークもフレックスタイムも、制度が浸透してはじめて価値が出る

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「働きやすさ」の話がでるとよく話題にのぼる「リモートワーク」と「フレックスタイム」

私が勤めている会社はどちらも採用していて、本当に素晴らしい制度だと思っています。

特に働く女性にとっては本当に必要な制度だと思っているので、もっと多くの会社で導入されてその良さが広がれば良いなあと願っています。

ただ、先日私の友人が「リモートワークは一応できるんだけど、ほとんど誰も使っていない」と言っていたのがどうも引っかかりました。

会社や部署によって、リモートワークやフレックスタイムが上手く機能していなかったり、制度だけあっても実際活用できていなかったりするところがあるようなので、少し感じたことをメモ。


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同じ会社でも活用している部署と活用できていない部署がある

私が今勤めているチームは、贔屓目抜きにしてとても働きやすいです。

リモートワークはいつしてもOK。連絡は当日でも可。

コアタイムなしのフレックスタイム制度なので何時に会社に来てもOK。

結果を出すことはその分マストですが、たとえ1日1時間しか働かなかったとしても勤務として見なされます。

 

ただ面白いことに、同じ会社に勤めていても部署やチームによってまったく状況が違います。

当たり前の話ですが同じ会社なので、全く同じ制度が全社員を対象として利用できるようになっているはず。

ただ現状は、リモートワークがほとんどチーム内で活用されていないチームもあれば、逆に別のチームではリモートワークが当たり前で、「2週間に1回くらいしか出社しない」という人もいるのです。

もちろん出社よりリモートワークの方が優れているという訳ではなく、ビジネスとしては対面の良さの方がまだまだたくさんあります。

なので活用頻度が多ければ良いというわけではありませんが、「取りたい時にすぐ取れる」という取りやすさはやっぱり大事。

同じ制度が利用できるはずなのに「実質の活用具合」が全然違う。なぜなのでしょう。

 

部署やリーダーの方針、職種によって「利用のしやすさ」が違う

これにはいくつかの理由がありそうで、1つは部署のリーダーの方針

いくら制度が存在しても、リーダーが古い働き方に固執してしまうとせっかくの制度が活かされません。

「リモートワークは月に3回まで」「出社時間がずれる場合には事前に上長の承認が必要」など、リモートワークやフレックスタイムを利用するために厳しいルールを敷くと、利用をする側のハードルを上げてしまいます。

2つ目はミーティングの多さ

ミーティングで顔を突き合わせる文化が強いと、たとえリモートワークやフレックスタイムが制度として存在しても「実質この時間にオフィスにいなければならない」状況が生まれます。

そして3つ目は職種

お客様の対応をする職種は、どうしても場所と時間の制限を強いられがちで、逆にエンジニアやデザイナーなど内勤の人の方がフレキシブルな働き方をしやすい傾向にはあります。

 

どうすればチームに制度が浸透するのか

何らかの理由でせっかくの制度が活用されていない場合、どうすれば状況を変えることができるのでしょうか。

私は「前例を作る」ことがカギだと思っています。

 

会社で働いていると、日頃から「周りに合わせること」を求められます。

リモートワークにしても男性の育休にしても、「誰も利用していない制度」は存在していないのと同じです。

では、誰も利用していない制度を利用するにはどうすれば良いのでしょうか。

自分自身で前例を作れば良いと思うのです。

 

「人助け」だと思って前例を作る

「誰も利用していないものを自分だけするなんて、自分勝手だ」と思うかもしれません。

ただ、誰かがやらないと何も変わらないと思うのです。

上司に「自分はこういう働き方をしてみたい」と真剣に相談をしてみるほかないと思うのです。

「リモートワークが増えればサボる人が増えるかもしれない」といった心配の声が出ることもあると思いますが、サボる人に焦点を置いた施策をしている限り働きやすさは生まれないと思います。

 

私のチームでは今、誰もが気軽にリモートワークをしたり、フレックスタイムで働いたりします。

事業部長の人が率先して息子さんの学校の保護者参観に行き、パパさんママさんが「保育園に子どもを送るため」「子どもが熱を出したため」などの理由でフレキシブルな働き方をします。

客先に足を運ぶことが多い営業職の人も、午前中は家で仕事をして午後はクライアントのところに向かい、そのまま帰宅することがよくあります。その方が時間のロスが少なく、より多くの時間を仕事に使えるのです。

女性は生理痛で苦しい時には休むか、しばらく休んで体調が良くなってからリモートワークをすることができます。リモートワークをする日は化粧をしなくても良いので、普段支度に使う30分以上を仕事に使うことができます。

海外とのやり取りが多い職種の人は、相手の国のタイムゾーンに合わせて仕事をすることも。アメリカ相手であれば7時半に働きはじめて16時半に帰ります。

こんな感じで皆が自分のライフスタイルや個人の事情に合わせて仕事をするのでとても働きやすい。

ワークライフバランスというより、「ワークライフハーモニー」「ワークライフインテグレーション」という働き方でしょうか。

結果、人が辞めにくい組織が出来ています。

 

でも、今そんな働き方が可能なのは、過去の前例とトップの人のおかげ

事業部長さん自身がフレキシブルな働き方を率先して実施していたことや、過去に「6時出社、15時退社」のライフスタイルを取っていた人がいたこと、そして無駄なミーティングを減らしたことが今の良い状態を作り出しているのです。

誰かが制度を利用していたら、他の誰かも「あっ、それをしても良いんだ」と思います。

「自分勝手」ではなく、今の働き方で苦労している人を楽にする「人助け」の側面が出る可能性だって十分あります。

 

会社が許可している制度なのであれば、使っても本来何の問題もないはず。

役に立たない名ばかりの制度を残すより、働きやすさを作る制度に変えてあげる方がよっぽど本質的ではないでしょうか。

 

 

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今の会社に働きにくさを感じる人や、「働き方改革」の効果を全く感じない人は、沢渡あまねさんの本がおすすめ。




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