「偉ぶらない偉い人」サーバントリーダーに共通する5つの特徴

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男女問わず、年齢問わず、魅力的な人っていますよね。

たとえば、肩書で言えばとっても偉い人なのに、肩の力が抜けていて、気さくで近寄りやすい人。

私は今の会社に入って、そんな「偉ぶらない偉い人」に出会うようになりました。

そして彼らにはいくつかの共通点があるように感じたので学びメモ。

偉ぶらない偉い人の特徴

1. 相手の年齢・性別・経験で人への接し方を変えない

誰が相手でも接し方を変えない。

これって誰にでもできるようで、実はとても難しいことのように思います。

彼らは経験の浅い人の意見にも真摯に耳を傾け、年下だろうと「相手から学ぶ姿勢」を崩さない

組織が何層に分かれていても、部下が何十人いても、皆の名前をしっかり覚えている。

その公平さや柔軟さ、まっすぐさが「この人に付いて行きたい」と思わせるのだと思います。

2. 聞き上手

彼らはとにかく人の話を聞くのが上手。

決断すべき場所ではスパッと決めてしまいますが、議論をしている間は自分の考え方を修正することを厭いません

誰かが悩んでいると感じたら自分から声をかけ、自分の言っていることに相手が同意していないと気付いたら相手の言い分をしっかりと聞く。

彼らからは、自分が正しいことを証明しようだとか、相手を言い負かそうという姿勢が見られません。

3. 心から人を称賛する

彼らは決して部下の手柄を自分の手柄にはしません。

逆に「自分のチームはこんなに素晴らしいんだ」と部下自慢をします

また、どうすれば相手のモチベーションが上がるかを無意識に分かっているのか、さらりと嬉しい言葉をかけてくれるのです。

私の上司に関して以前私のモチベーションがダダ上がりした「すごい上司」の一言という投稿をしましたが、彼女も「偉ぶらない偉い人」のひとり。

「よくやった」と上の立場から「褒める」のではなく、「あなたのここが本当に素晴らしい」と対等な立場で「称賛」をしてくれるのです。

4. 自分のミスはきちんと謝罪する

彼らはとても自然体で「人間らしさ」を持っています。

自分が完璧ではないことが分かっていて、実際ミスも犯します。

ただ、彼らは自分が悪いと感じれば真摯に「ごめんなさい」を言えるのです。

大人になればなるほど、立場が上に上がれば上がるほど、ごめんなさいって言いにくくなるもの。

もちろんリーダーとして正しい判断をする力や、チームを引っ張る力はとても大事。

でも、自己正当化が激しい人よりも、自分が間違ったと思ったら素直に謝る人の方が、信頼できますよね。

5. 笑顔を絶やさない

人として近寄りやすい印象を与えるのは、やっぱり笑顔。

仕事は真面目にきっちりやって、リーダーとしてチームを引っ張る一方で、よく冗談を言っては私たちを笑わせる。

そして、彼ら自身が楽しそうに仕事をしているのです。

組織のリーダーが、ストレスゼロなんてあり得ない。

仕事自体でも悩む瞬間はあるだろうし、人間関係でギクシャクする瞬間だってどこかで生じる。

そんな時でも笑顔を絶やさないところは、尊敬の念しかありません。

「偉ぶらない偉い人」がいなくなるとめちゃくちゃ寂しい

先日アメリカ本社の方(うちの事業部長の上司にあたる人)が早期退職された時のこと。

本来立場が上になればなるほど、注目も責任も大きくなる分、批判も受けやすくなるはず。

でも「偉ぶらない偉い人」ってとにかく愛される。

ダメなところがあっても、それも含めて愛される。

でもしっかりと仕事で結果を出すので尊敬される。

サーバント・リーダー」という本がありますが、彼らはまさに「権力」ではなく「権威」を持っているサーバントリーダー型。

私はいつまで会社員やってるか分からないし、特に偉い人になりたい欲求はないけれど、せめて年を取った時に奢らない人間ではありたいな

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サーバント・リーダー 「権力」ではない。「権威」を求めよ
ジェームズ・ハンター, James Hunter
海と月社
販売価格 ¥1,728

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