現在この「みつはぶろぐ」では、有料テーマの「The Thor(ザ・トール)」というテーマを利用しています。
昔はバズ部さんの無料WordPressテーマ「Xeory Base」を使っていましたが、有料テーマに切り替えを検討し、いくつかの候補の中からThe Thor(ザ・トール)を最終的に選んだ形です。
結論を先に書くと、とても気に入っています。The Thor(ザ・トール)を選んで本当に良かったです。
一方で、The Thor(ザ・トール)を購入するまでの間、「やたら良いところだけを推してくる記事」や「このブログ書いた方、本当にThe・Thorを利用しているのかな」と若干疑ってしまう記事が正直目についたので、実際のテーマ利用者の視点から感じた長所や短所、このテーマが向いていそうな人について感じたことをまとめました。
私が感じたThe Thor(ザ・トール)の長所5つ
公式サイトに書かれていないことをメインに書いていきます。私が特に良いと感じた長所は下記の5つです。ひとつずつ細かく説明していきます。
- テンプレートのデザインが綺麗、誰でも簡単に見栄えの良いブログが作れる
- 非プログラマに優しい:コードをいじらずに、コンテンツ作成に集中できる
- テーマ内に必要な機能がほとんど実装されているので、プラグインが減らせる
- 1ライセンスで複数サイトOK
- コスパが高い:他の高機能WordPressテーマに比べてお値打ち。全部込みの値段なので、追加料金などを心配しなくて良い。
1. テンプレートのデザインが綺麗、誰でも簡単に見栄えの良いブログが作れる
The Thorの公式サイトにデモサイト一覧があるので、まずは一度覗いてみてください。
9つのデザインテンプレートの中から気に入ったものを選んで、あとは好みに合わせて細かい部分をカスタマイズしていくだけ。100%レスポンシブデザインかつモバイルファーストな設計になっているので、デバイスでの表示が問題ないか気にする必要もありません。
私はこのデザインの綺麗さに大きく惹かれました。「ゴリゴリ売るぞ感が少ない」というか、バランスが取れているというか。「あ、こういうサイト作りたかったんだよね。このデモサイトのままで良いじゃん」みたいな。
また、このブログはエッセイや4コマなど軽いトピックも多く、モバイルから読んでくださる方の方が多いので、デスクトップ以上にモバイルでの表示を気にしていたのですが、モバイルでの表示が綺麗で、気に入っています。
「デザインが他の人とかぶるんじゃない?」と思われる方。将来的にはそうかもしれません。The Thorは比較的新しくできたWordPressテーマなので、例えばアフィリエイター御用達の 「WING(AFFINGER5)」などに比べると現状は利用者数もまだまだ少ないです。
ただ、このブログとデモサイトを見比べていただくと分かるように、コンテンツや画像が違うだけで、結構印象違いませんか?
私は「人とデザインがかぶらない」よりも、コンテンツが良くてサイトが見やすいほうが大事だと思っています。
2. 非プログラマに優しい:コードをいじらずに、コンテンツ作成に集中できる
無料テーマを利用している方はほとんどが経験されていると思いますが。無料テーマを利用している頃、一生懸命ググりながらCSSやPHPを編集して子テーマをカスタマイズしていました。
プログラミングの経験がない人・浅い人にとっては苦行でしかないですよね。コンテンツを作って掲載するためにブログをやっているのに、結局肝心のコンテンツ以外の部分でかなりの時間を取られていました。
このブログでは、The Thorデモサイトの02のデザインを使用しています。このブログのトップページを見ていただくと、デザインやスタイルをほぼ変えていないのが分かるかなと思います。
人と同じで、大事なのは結局中身。
コードをいじらず、ダッシュボード内のカスタマイズでポチポチ細かい設定をした後、とにかくコンテンツに集中できるのは本当にありがたいです。
3. テーマ内に必要な機能がほとんど実装されているので、プラグインが減らせる
たくさんの人がすでにレビューされていますが、本当に機能が豊富です。
SEOやキャッシュ機能、収益化のサポート機能(タグ管理など)はもちろん、お馴染みの機能は、ほぼすべて網羅されていると言って良いと思います。
エディタに関しても、「記事に目次をつける・吹き出しやボタンを付ける」など、かゆいところに手が届くような機能が標準装備なので、すごくありがたいです。
評価: 5満足しています。
注意点として、The Thorのエディタは新しいWordPressエディタのGutenberg(グーテンベルグ)には対応していません。が、私はGutenbergが使いづらくてあまり好きではないので、全く問題にはなりませんでした。クラシックで毎回編集しています。
さらに、他の有料テーマでも対応しているものが少ない、Googleが推奨している新技術「PWA」やモバイル端末でWEBサイトを高速表示させる技術「AMP」も対応。私はこの2つを現状意図的に利用していませんが、表示速度や利便性も上がるので、サイトの種類によってはこれらを使った方が良いと思います。
また、過去にハッキングされた経験がある身としては、プラグインを減らせるのはセキュリティ対策上とてもありがたいです。無料テーマを利用していた頃は15個以上のプラグインを入れていましたが、The Thorにしてから6個になりました。
WordPressサイトがハッキングされて403エラーに:原因、サイト復旧までの道のりとセキュリティ対策について
4. 1ライセンスで複数サイトOK
私は現在このブログにフォーカスしていますが、Webサイト自体は複数持っています。同じテーマを使った方が時間を短縮できますし、使い勝手を分かった状態で使えるので楽です。
デザインを変えるだけで大分サイトの雰囲気も変わりますし、例えばコーポレートサイトも個人のブログも、このテーマひとつで完結できるのはすごく良いです。
5. コスパが高い:他の高機能WordPressテーマに比べてお値打ち。全部込みの値段なので、追加料金などを心配しなくて良い。
たとえばAffingerはテーマだけだと14,800円なのですが、多くの方が購入するパック「AFFINGER PACK3(WING対応):限定販売品テーマAFFINGER5EX・AFFINGERタグ管理マネージャー3・ABテストプラグイン」は39,800円。
さらにたとえばAFFINGERで「会話吹き出しプラグインを付けたいな」となると2,980円。様々なプラグインに追加料金がかかります。私も色々テーマを調べて、最終的にAFFINGER PACK3(WING対応)とThe Thorで迷っていたのですが、AFFINGER PACK3と追加プラグイン購入となると、結局トータルでかなりかかりそうだなと思って断念しました。
The Thorは、様々な機能がすべて込みで14,800円。4万円と比べるとかなりお値打ちですよね。
更に、The Thorは、一度購入したらその後ずっと使い続けられるテーマです。その後のバージョンアップや機能追加改善などは、すべて無料で受けられます。
最終的に、私にとっては「この値段の手頃さと、すべて込みなこと」が大きな決め手になりました。無料テーマからの切り替えだったので、手を出しやすいお値段で助かりました。
その他、公式サイトには「凄さが分かる54の特徴」が紹介されているので、気になった方はこちらのバナーをクリックして詳細を確認してみてください。
私が感じたThe・Thor(ザ・トール)の短所3つ
細かいバグがちょこちょこある
新しいテーマということもあってか、バグがちょこちょこあります。テーマをカスタマイズしている時に、おそらく誰もが見かけるのではないでしょうか。
例えば私が直接経験しているものは下記。現状私としては気にならない程度ではありますが、The Thor購入時の期待値が高すぎる人からするとイライラすることがあるかもしれません。
- サイトをカスタマイズしている時に、ライブプレビューが上手く反映されないことがたまにある。
- ウィジェットの編集がカスタマイズ画面から何故かできない日があった。ダッシュボードに戻ってウィジェットページに行って解決。
- 吹き出し設定で名前を設定しても反映されなかった。
- サイトの読み込みが遅いとカルーセルスライダーの画像が一瞬めちゃめちゃ大きく表示されてしまう。
高機能なので、何がどこにあるか若干分かりづらい・マニュアルでドンピシャにほしい情報が見つからないことがある
これはちょっと贅沢な不満なのかもしれませんが。とにかくたくさん機能があるので、「あれ、これどこで編集するんだっけ」となりがちです。
マニュアルもたくさん記事があって、ユーザー間のコミュニティも存在します。ただこちらの知りたいことにドンピシャな情報がないなーと。
トラブルシューティングでも、結局「ググって、同じようなことを経験して記事にしているブログにたどり着く」ということをしています。マニュアルに関しては期待値をちょっと下げておいた方が、買った後にがっかりせずに済むのかなと。
良いテーマなのにおすすめ記事や広告の信頼性が薄い
一番問題に感じたのは、正直ここでした。
色んなテーマと比較して情報を探して色々な記事を漁っていたのですが、良いアフィリエイト商材だからなのか、とにかく良いことばかりを書きまくる記事をいくつか見かけました。
「悪い点?特にないよ?」
いやいや。そんなわけないでしょう。どんな良いテーマでも、悪いところがないなんてありえません。
さらにこれ。Google Adwordsの広告で「公式サイトへ」と言いつつ、自分のサイトを間に挟むアフィリエイターの広告が並ぶ並ぶ。中には「非公式の割引」などを謳うものもあるみたいです。これ全部、公式サイトへのリンクではありません。
ちょっと無法地帯になっているのかなと感じます。
せっかく良いテーマなのに、怪しい声のせいで「うさんくさいテーマ」になってしまうのはもったいないなーと感じてしまうのです。
あと「このサイトから購入された方への限定特典!」といったものが中にはありますが、ネット上にある情報ばかりだったりして、私は正直そういった特典で良い情報に出会えた試しがないので、アテにしていません。
テーマを購入される時、「このサイトでは違うテーマを使っているけど、良いテーマだから買ってね」という記事より「このテーマ、実際にこのサイトで(ここ大事)使ってます」という記事の方が、実際のデザイン例を見ながら自分に合いそうかどうか検討できるので信頼性があると感じました。
だからこそ、「怪しい声もあるけど、良いテーマだよ」という意見を残しておこうと、私自身も実際にこのテーマでサイトを運用してみてこの記事を書きました。
WodPressテーマにThe Thor(ザ・トール)が合いそうな人
一利用者として、こんな人なら「The Thor」を利用するのがおすすめだと感じるケースを書いておきます。
- 「40,000円のAffingerは予算オーバーだけど、高機能なテーマがほしい」という人。
- The Thorのデモサイトをみて、「このサイトのデザイン好き!そのまま使いたいくらい!」と思えるようなデザインを見つけた人。
- WordPressサイトの運用に多少は慣れている人。完全な初心者だと、結局テーマ以外の部分で色々慣れが必要になってきます(どのテーマでも味わうので、The Thorから始めても良いのですが)。
- 今WordPressの無料テーマを使っていて、有料テーマへの切り替えを検討している人。私は無料テーマからThe Thorにして「何で早くこれにしなかったんだろう……」と正直感じました。
- 多少のバグやトラブルシューティングに動じない人。The Thorに限った話ではありません。完璧なテーマなんて存在しませんし、サイトを運用している限りバグやトラブルが発生しないなんてことも、ほぼありません。
- 期待値を高く持ちすぎず、コスパの良いテーマとしてThe Thorを見られる人。
- みんなが利用しているテーマより、比較的新しいものにトライしてみたい人。
「The Thor、自分に合いそうだな」と感じた方は、公式サイトをチェックしてみてくださいね。