Audible(オーディブル)って使ったことありますか?Audibleは、プロのナレーターが朗読した本をアプリで聴けるAmazonのオーディオブックサービス。Amazon上でも色々な本がAudible版で無料になっていて気になる方も多いのではないでしょうか。
私はアメリカ在住なので、現在はアメリカ版のAudibleを愛用しています。アメリカでは日本よりオーディオブックのニーズが高いのか、私の周囲ではAudibleを利用している人が多いです。私も利用をはじめて1年ほど経ちました。
今回は実際に利用して感じるAudibleのメリット・デメリットを正直ベースでまとめてみようと思います。
Audibleを利用するメリット
最初の一冊は完全無料
最初の1ヶ月は無料体験ができるので、最初の一冊は実質完全無料。気になる本がAudible版で無料になっている時はチャンス。気に入らなければ、無料体験の後に解約すると一切費用は発生しません。
有名な本もたくさんあります。たとえば、「仕事は楽しいかね?」はAudible版でもKindle Unlimited版でも無料。
仕事は楽しいかね? (きこ書房)
デイル・ドーテン (著), 野津智子 (翻訳)
Audible版/Kindle Unlimited版: ¥0
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「読めないけど聴ける時間」を有効活用できる
Audibleは時間を有効に使う上で便利です。たとえば、家事をしている時や、散歩をしている時、もしくは車を運転している時。
今はコロナで在宅勤務の人が多いとは思いますが、通勤中の時間を有効活用するにもすごくおすすめです。
手や目を使っているから本は読めないけど、頭が手持ち無沙汰な時間ってありますよね。
音楽を聴くのも良いけれど、ここで「本を聴く」時間を取ると、こういったちょっとした時間からも学びや癒やしを得られるので好きです。
目を休められるアクティビティ
デスクワークの方は特にそうだと思いますが、日々スマホやPCと向かい合う時間が長い人であればあるほど、目を休めることを忘れがち。
日々の生活で目を使わなくてもできることって案外少ないですよね。
私は「目が疲れているな」と感じる時、「あずきのチカラ」というアイマスクをしながらソファでオーディオブックを聴くのがひとつの癒しタイムになっています。
オフライン再生もできます。今はまだコロナウィルスの影響がありますが、旅行などで飛行機に乗る時にもおすすめ。そのまま眠りに落ちてしまうこともありますが、それはそれで気持ちが良いです。
Kindle Unlimitedと異なり、購入したものは解約しても自分のもの
これ、案外知らない人も多いのではないでしょうか?私も正直最初は、サブスク型のサービスなので「解約したら全部なくなるんでしょ」と思ってました。
Kindle Unlimitedがオンライン図書館だとしたら、Audibleはオーディオブック引換券。1ヶ月に1回コインをもらって、そのコインを使えば好きな本を買える仕組みです。
タイトルの返品・交換もできる
これ、知ってました?実はAudibleで購入した本が気に入らなかった場合、返品・交換もできるんです。ふつうの本やKindle本では難しいですよね。
英語学習にも役立つ
Audibleを利用しているの中には、英語学習を視野に入れている人も多いのではないでしょうか?Audibleはリスニングの良い練習になります。
英語学習に力を入れている方、日本で英語漬け生活を送りたい方におすすめです。
ちなみに、英語学習に使う場合のコツは「背伸びしないこと」。いきなり難しい本を選ぶと挫折の元だと思います。本を選ぶ時、下記のどれかから選ぶのがおすすめです。
- 日本語ですでに読んだことがある本の英語版
- 簡単なトピック・生活や健康に関わるトピック
- 自分が詳しい分野や興味のある分野で、極力読みやすそうなもの
たとえば、何年も前のベストセラーにはなりますが、私は「嫌われる勇気」の英語版をAudibleで読みました。対話形式なのもあってAudibleとの相性が良いと思います。日本でも、日本語版・英語版両方Audibleで読めるようになっています(注意:ベストセラーで読みやすいとはいえ、専門的なワードはガンガン入るのでご注意を)。
とはいえ、英語学習の場合は自分の英語レベルに合わせたものを選ぶのが良いです。
嫌われる勇気――自己啓発の源流「アドラー」の教え
岸見 一郎 (著)
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The Courage to Be Disliked: How to Free Yourself, Change Your Life, and Achieve Real Happiness
Audible版: ¥0
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会員向けコンテンツも豊富
Audibleオリジナルのコンテンツは、追加費用をかけずに利用できます。お笑い、ヨガ・瞑想などメンタルヘルスに関するコンテンツ、「20分で聴けるビジネス書チャンネル」など、オーディオブックに限らず楽しく役立つコンテンツが盛り込まれています。
Alexaとの連携もできる
AudibleのコンテンツはAlexaスピーカーから再生できます。
私は特に洗濯物をたたんでいる時や食器を洗っている時、料理をしている時にAlexaに本を読んでもらうのですが、これがまた良い感じ。
小説などストーリー形式なものは頭に入りやすい
オーディオブックの良いところは、小説などストーリーがあるものに関して読み手の人がきちんと感情を込めて読んでくれるところ。半沢直樹シリーズもあります。
実際の情景を思い浮かべながら、ドラマを観ているような気分で物語の世界に入れます。
Audibleを利用するデメリット
ビジネス本や実用書は、読み終わるまでに時間がかかる
目で処理する情報スピードと、耳で処理する情報スピードは、目のほうが桁違いに早いです。Kindle本で読んでいれば2時間くらいで読み終わるものでも、Audible版になると長ければ6時間以上かかってしまいます。
正直、一気に本の内容を頭に入れてしまいたい場合には向いていないと思います。
私がよくやるのは、健康に関する本やビジネス本などの実用書の中からチャプターをひとつ選んで、散歩中にそのチャプターを聴くこと。実用書は小説などとは異なり、最初から読むべきというルールは特にないので、私はよく自分の興味のある部分だけにフォーカスして読むこともあります。
また、会員向けコンテンツに関しては、短い時間で楽しめるものもたくさんあります。
ハイライトを付けられない
私は本からの学びを後から何度も読み返すことが大切だと思っているので、そのうえでKindleハイライトはとてもありがたい機能です。
ただ、当たり前ですがAudibleは聴くサービスなので、読んでいる途中にハイライトを付けることはできません。
Kindle Unlimitedと異なり、聴き放題ではない
これは先程お話したとおりですが、Audibleは聴き放題ではなく、引換券です。その分、解約しても、購入した本はそのまま自分のものになります。
また、月に1コインなので、1,500円以下の本を購入すると追加コンテンツを楽しまないとちょっと損をしてしまうかもしれません。とはいえオーディオブック版の元値自体は3,000円以上するものも多いのですが……。
日本版ではKindleとの連携ができない(海外版だとできる)
これ、ちょっと悲しいお知らせなのですがKindle版とAudible版の連携は、日本だとできないみたいです。
たとえばすごく気に入った本があった場合、私はKindle版とAudible版両方から購入します。アメリカではAudible版とKindle版を両方買うと割引もあったりします。
何が良いかって、「Kindleで読みかけの本の続きを、運転中にAudibleで聴く」なんてことができ、またそのUXもとてもシームレスなのです。
これに関しては、日本版AudibleとKindleで連携するのを待つしかなさそうですね……。
最後に
以上、Audibleを実際に利用してみて感じたメリットとデメリットをまとめました。
私にとってAudibleは、デメリットよりもメリットが勝っているので、今後も継続予定です。たとえ忙しい月があったとしても、コインは次の月に持ち越せるので損をする心配もありません。
先程も触れましたが、最初の一冊は完全無料なので、興味が湧いた本があったタイミングで無料体験をするのが良いかなと思います。興味が湧いたら試してみてくださいね。
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