【体験談】胸の腫瘍をとりました。線維腺腫:乳がんではない良性の「胸のしこり」について

このブログは、昔やっていた個人ブログに掲載していたものです。

 

現在古いブログは休止していますが、8年間かけて多くの方からコメント・情報をいただいていたので、同じような不安を抱える方のために情報をWeb上に残しておこうと思い、こちらにお引越しして再公開することにしました。

「へー」くらいでも、自分事になる前に知っておいても良いのではないかなと。

今から8年前の、2012年。左胸にできていた4センチ大の腫瘍を取る簡単な手術をしてもらったことがあります。

線維腺腫(せんいせんしゅ)」という良性の腫瘍(悪さしない)で、ふつうは手術せずに様子を見るものです。ただ、私の場合1年近くで大きさが倍以上になったこともあり、念のためということで取りました。

当初はあまりわざわざ人に言う話でもないかなーと思っていましたが、私自身最初にしこりの存在に気付いた時に、乳がんかと不安になってあれこれ情報を調べていたのをふと思い出しました。

いつか誰かが調べた時にでもお役に立てることがあれば良いなと思いつつ、どんなことがあったのかをご参考までに書いておきます。(医学的なことは全く分からないので、あくまで一患者の立場から「こんなことあったよ」的な報告として。)

意外と他人事じゃない」ことを少しでも伝えたい一方で、「しこりがあるというだけの段階では、不安になりすぎない」ということを伝えられたらなと思っています。

「胸のしこり=乳がん」ではない

テレビやメディアでも乳がんについて良く取り上げられるためか、手術の1年半前、はじめて左胸の違和感に気付いた時に、私も真っ先に「まさか」と思いました。

ただ、「胸のしこり=100%乳がん」というわけではなく、「乳腺線維腺腫」「乳腺症」「乳腺葉状腫瘍」などいくつかの可能性が考えられるようです。

※詳しくはこの辺りのサイトを見てみてください。

20代~40代の若い女性に見られる乳房のしこりが「乳腺線維腺腫」。しこりには弾力があって、触るとよく動き、痛みはないのが特徴です。

乳腺線維腺腫の場合も治療の必要はありませんが、大きくなりすぎた場合には手術を行うこともありますので、経過観察が必要です。

参照:https://kenko.sawai.co.jp/prevention/201610.html

私の症状は基本的にこちらの通りで、(当初1.8センチ大の腫瘍、可動性が高い、基本的に痛みはないetc.)最初は経過観察ということになりましたが、1年くらい経った時点で明らかに大きくなっていることが分かったので再度病院へ。

総合病院での診断の結果、線維腺腫という診断は変わらなかったものの、腫瘍が4センチ大(4.1cm×3.6cm×1.4cm)と倍以上の大きさになっていたため、念のため切除することになりました。

記憶に残ったこと。

※下記は、2012年に受けた手術の記録です。診察方法や手術内容などは変わっている可能性がありますのであしからず。

0. 不安に思っていたこと

一応切除することになった時の注意事項として、「傷跡は残ります」「変形はします」というものが、さらっと入っていました。

私の担当の先生はお茶目な方で、執刀医の先生宛に「きれいにやってね♪」とメッセージを残していましたが、なんだかんだまだ20代で傷が残るのかーと思うと、正直嫌だなという気持ちもありました。

ただ、放っておくと更に大きくなる可能性もあるし、第一悪性じゃなかっただけでも本当に運が良かったと思うべき。甘ったれている自分に気付き、反省でした。

1. マンモグラフィー検診

噂には聞いていたマンモグラフィー検診。いくつかの検査の中のひとつとしてやりました。

経験した方はご存知かと思いますが、大事なものだとは分かっていても正直結構痛いし、胸をぺしゃんこにされて、、、何とも言えない気持ちになります。笑

例えるとこんな感じ。

2.エコー検診

私はエコーと聞くと、妊娠されている方がお腹をチェックするイメージが強かったのですが、今回の件でもやりました。が、想像以上にくすぐったいです。診察室で爆笑しながら、腫瘍(赤ちゃんではない)の存在・大きさを確認。

3. 手術

手術自体は、1時間くらいの局所麻酔で終わります。ガーゼで消毒をされる時がくすぐったくて(手術室で爆笑)、麻酔をする時が一番痛いです。あと、私の場合は途中で痛みを感じたので、麻酔を足したりもしました。

途中「これが腫瘍ですよー」と先生が見せて下さったようなのですが、首回りにカバーがかかっていたため全く見えず、結局見ないまま腫瘍くんはホルマリン漬けに。

手術の傷跡は残りはしますが、思ったよりも小さく、3週間経った今はほとんど目立ちません。3・4センチくらいの線状の傷って感じです。また皮膚の下(中?)で縫ってくれたらしいので術後の抜糸もありませんでした。

4. 手術の後 

これが案外しんどかった。 入院する必要はないのですが、さすがに手術をした直後何日かは痛さで何もできないことがありました。

鎮痛剤もあったので、「耐えられない」レベルにはならなかったですが。

朝起きた時に伸びをしてしまって、その後しばらく悶えることもありました。

あと、電車に乗った時に気付いたのですが、私に限らず「ぱっと見で分からない病気・怪我」って、周りに気付いてもらえない。疲れている人で溢れる東京の電車では、みんな座りたいしみんな自分のことで精一杯。

私は大した症状でもなかったので大丈夫ですが、障害をお持ちの方や、何かしら病気を抱えている方で、このような悩みをお持ちの方は多いのではないかなと感じました。

追記:手術から8年経った2020年時点の状況について

結論から言うと、いたって健康です。

ただ、2年前くらいからまた、小さな線維腺腫が複数できたようです。検診の度に念の為注意して診てもらっています。

毎年違うお医者さんに診ていただいていますが、今の所大きくもなっていないし、お医者さんの反応は皆さん揃って「心配しなくて大丈夫ですよ」

複数の専門家がそう仰るのであれば、あれこれ心配しすぎても、人生の貴重な時間を無駄にしてしまうだけかなと。

「心配しなくて良い」と複数の専門家に言われている場合には、気にせず目の前の人生を目一杯楽しもう。そう思っています。

ただし、検診には欠かさず行くことが大事だと思います。

 

当事者にならないとなかなか気付けない

病気にしても怪我にしても、自分がなってみないとその痛みは分からない。不安や悩みは分からない。

こういった「他人事」を自分のことのように捉えることは本当に難しいと思うし、第一その存在を知ることが難しいかなと思います。

ただ、なかなか気付けないからこそ、「自分事」になった人が発信することが大事なのかなと思いました。

発信することによって、今は「他人事」な人が、知って理解するきっかけを作る。発信することによって、同じ悩みを抱えている人に「ひとりじゃない」ことを伝えることができるかもしれない。

いつか誰かの役に立てますように。

2012年に記事を公開した時には、私がひとりでぼそぼそ言ってる状態でしたが、いつの間にか70件以上のコメントが寄せられていました。

このままブログ記事をそのままずっと下にスクロールしていただくと、コメント一覧を見ることができます。

専門家ではないため、コメントにお返しできていなくてすみません。たくさんの体験談を読めるかと思うので、もし同じような症状や不安がある方は読んでみてください。

OCの夕焼け@みつはぶろぐ
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