すぐに妊娠の予定がなくても、毎月起こり続ける生理。
忙しい時にも、がんばりたい時にも、容赦なくやってくるPMSと生理痛。人によっては月経困難症。
そんな女性の強い味方がピルです。
私自身、これまでに日本とアメリカとで３種類のピル（成分はほぼ同じ）服用を経験していますが、避妊以外のメリットがあることを、正直もっと早く知りたかったです。
- 毎月の生理痛・月経困難症をどうにかしたい。痛み止めを生理の度に何度も飲んでいる。
- 働く女性、妊娠の予定がすぐにはない女性
- 生理のタイミングをコントロールしたい女性
- 女性側でも避妊対策をしておきたい
- コロナウィルスの感染対策として、クリニックに行かずにピルを得られる方法を知りたい
ステイホームとピル処方
生理痛・月経困難症の緩和や、避妊、体調のコントロールなどを目的として、みなさんがピルの処方を決めたとします。
本来、日本ではピルを処方するにあたって、クリニックに通うことが必須でした。私も日本に住んでいた頃、クリニックに通っていました。
ところが、最近はオンラインでのピル処方が可能になっています。
たとえば、「スマルナ」は18歳以上の方であればアプリで診療してもらうことができ、ピル服用や生理に関して不安なことがあれば無料で相談することができます。
特にコロナウィルス感染が拡大しているの今の時期、家にいながら診療してもらえるって安心ですよね。
オンラインピル処方アプリ「スマルナ」の評判は？
アプリダウンロード前にレビューを確認してみると、さらに安心できるかなと思います。
私が確認した時点（2020年12月末時点）では、Google Playで4.5★（レビュー数286件）、App Storeでは3.9★（レビュー1,283件）でした。
「スマルナ」Google Playの評判
「スマルナ」App Storeの評判
▼アプリダウンロードはこちらから（スマホからアクセスされている場合は、ダウンロード画面が開きます）▼
最初の登録の際だけ、本人確認などで時間がかかります。早ければ翌日にピルが届く仕組みのようです。
私も現在はアメリカでピルを処方してもらっていますが、特にクリニックには行かず、Zoomでお医者さんに診てもらいました（コロナウィルスの影響もありますが）。
アプリで処方してもらえるのであれば、さらに手軽で便利ですね。
低用量ピル服用のメリット・デメリット
低用量ピル服用のメリット
ピルを服用するメリットは色々ありますが、代表的なものは下記だと言われています。
- 排卵を抑制することによる高い避妊効果（99.7%）
- ホルモンバランスの乱れによって起こる、月経困難症やPMSの改善（ホルモンバランスを整えるため）
- 肌荒れ・生理不順の改善
さらに、私が一個人として特に実感している良さは以下です。
毎回の出血量が減り、生理痛が劇的に緩和。今では痛み止めを飲むとしても生理初日に１回だけで済んでいます。
体調不良の日数が激減。それまでPMSと生理とで、月の半分近く何らかの体調不良だったのが、今では「PMSかな」と感じる体調不良な日は、月に数日くらいです。
生理を起こすタイミングをコントロールできる。これって働く女性やアスリートはもちろん、あらゆる女性にメリットがあるのでは。生理直前や生理日はどうしても体調が崩れるので、そのタイミングを選べるだけでもものすごくありがたいです。旅行の予定がある場合は、その日を避けて生理を起こすこともできます。
- 肌荒れの改善：生理による肌荒れトラブルが減りました。
- 生理不順の改善：元々生理不順で28~40日のどこかで起こる、ストレスにも影響を受ける状態でしたが、この心配は現状なくなりました。
オンラインピル処方のメリット
中でも、オンラインでピルを処方してもらうのには大きなメリットがいくつかあります。
- クリニックに行かなくても良いので、待ち時間がなく、予約も必要なし。テキストチャットやビデオチャットで手軽に診察してもらえる。
- クリニックに行かなくても良いので、コロナウィルス感染対策の面でも安心。
- 近くに婦人科がない人や、婦人科に通うことに抵抗がある人にとっても便利。
私は現在アメリカ在住ですが、現状近場のドラッグストアに毎月処方されたピルが届く仕組みになっています。
スマルナのような宅配も可能ですが、別途お金がかかるのでやっていませんが、宅配してもらえるなら更に便利だなーと思います。
ピルを服用して実際に感じた個人的なデメリット
個人の感想で言うと、こんなところは注意点・デメリットかなとは思います。メリットの方がはるかに上回りますが。
最初の月など使い始めは特に体調不良の話を聞きますが、その辺りもお医者さんと相談しておけば安心かなと思います。
- 使い始めた頃のむくみと不正出血：服用を始める際、お医者さんから説明は聞いていたので、特に驚きはありませんでした。数ヶ月後からは特に気になるような変化は起こらなくなったように思います。
- PMS：PMSに関しては、症状が軽くなった気もします。が、正直ここはよくわかりません。PMSの原因のひとつはホルモンバランスの乱れと言われているため、ホルモンバランスを整えることで改善できそうな気はしますが。現状生理が３ヶ月に１回でも、毎月数日は「これPMS原因かな」と感じる症状があります。誰か詳しい人教えてほしい…。
- 血栓症の心配：血栓症は、ピル服用にあたり必ずリスクとして意識しておきたい副作用です。心配しすぎず、ただ今後も無視せずに。身体を適宜観察しておこうと思っています。
- 料金：毎月数千円のお金はかかります。当たり前ですが無料ではありません。ヤーズフレックスを処方してもらっていたときは診察含めて月々3・4,000円くらいかかっていたかと。とはいえ、得られるメリットが大幅に上回るので、私はここはまったく気になりませんでした（一応無料ではないのでデメリットに挙げておきましたが）。
副作用に関しては、こんな記述があります。
低用量ピルの副作用で多いのは不正出血（12％）、吐き気（7％）、気分の変調（5％）、乳房の張り（4％）などが挙げられます。
ピルの飲み始めはこれらの症状が出る方が多いですが、服用を続けホルモンバランスが整ってくると、1〜3ヶ月くらいで症状が軽減すると言われています。
重篤なものとしては血栓症がありますが、血栓が発症する確率は1万分の1、そして血栓で死亡する確率は10万分の1と交通事故にあう確率と同じくらいでとても低く、ほとんどの方は心配ありません。参考：日本産婦人科学会編 OC・LEPガイドライン 2015年度版
「太りやすくなる」という話も聞きますが、特に実証されている訳ではないみたいですね。
低用量ピルの服用と体重増加には関連はないといわれています。
参考：日本産婦人科学会編 OC・LEPガイドライン 2015年度版
将来妊娠を考えている方に関しては、「将来不妊症になるのでは？」という心配もあるかもしれませんが、これに関しては心配ありません。
むしろ、妊娠の予定がないのに排卵し続けることは、将来的に妊娠出産を考えている人にとってはリスクだという話もあります。
排卵し続けるリスクについては、こちらの日経Doorsの記事を読んでみてください。
排卵の時、卵子は毎月、卵巣の壁を突き破って腹腔内に放出されます。壁を突き破るということは、毎月、排卵は卵巣にダメージを与えているということ、と高橋さん。女性が生涯で生む子どもの数が多かった時代に比べて、現代の女性は妊娠で生理が止まっている時間が短い分、このダメージを多く受けているといいます。「昔の女性は出産回数が多く、生涯の排卵回数が少なく、その分、卵巣のダメージは少なかったのです。現代は出産回数が減った分、生涯の排卵や月経の回数が増えて、子宮内膜症や卵巣がんも増えています。低用量ピルは、服用している間は排卵を抑制します。排卵は卵巣にダメージを与えますが、妊娠するために必要なこと。しばらく出産の予定がないのなら、卵巣をしばらく休ませておいたほうが、将来の妊娠のためにはいいんです。長期的なピルの服用によって妊娠しやすくなるという海外の論文もあります」
以上、オンラインでピルを処方してもらえるメリットや、ピル全般のメリット・デメリットを一通り個人の経験も踏まえつつご紹介しました。
ピル処方も便利な時代になりましたね。
スマルナが気になるという方は、一度アプリのレビューをじっくり見てみることをおすすめします。高評価・低評価のレビュー両方を見ることが大事ですしね。
▼アプリのレビューを見る、アプリのダウンロードはこちらから（スマホからアクセスされている場合は、ダウンロード画面が開きます）▼